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無風を待つ人の記録

風に流され生きてきた 風が止んでも生きていたい

Chris Marker - "Sans Soleil" (1983)

http://video.google.com/videoplay?docid=-8240960507863855068#
Chris Marker - Sans Soleil (Sunless) 1/2

http://video.google.com/videoplay?docid=8879972189477821241#
Chris Marker - Sans Soleil (Sunless) 2/2


クリス・マルケルの哲学的擬似ドキュメンタリ「サン・ソレイユ」がGoogle Videoに。
日本とアフリカを主な舞台としたドキュメンタリの体裁を取った、この風変わりな前衛作品はかなり画期的だったそう。
ここで描かれている1980年代以前の日本という国、自分の知っている日本とはかけ離れたもの凄いカオスな異界に見えてくる。


街宣右翼竹の子族名画座、学闘、インベーダー、いかがわしい土産物街、新宿ヨドバシカメラのテーマ、"Hayao Yamaneko"なる謎の人物。
作中で流れる朗読は五木ひろし「愛の始発」の歌詞。

川は流れる 橋の下
まるで二人の 恋のように
川は流れる 橋の下
この街にいまさら
未練なんかは ないのです
哀しみを小さな ボストンバッグに つめこんで
明日の始発に とびのるのです
ふたりで遠くの 街にゆくのです
川の流れと 同じよに
どこというあてもないのです
川は流れる 橋の下


― 「愛の始発」(作詞:山口洋子


"La Zone"(The Zone)という語はタルコフスキー「ストーカー」へのオマージュ。
ヒッチコック「めまい」や、自身の過去作「ラ・ジュテ」(「12モンキーズ」の元ネタの作品)への参照も見られる(とのこと)*1